追いついても…(広島東洋カープ中日ドラゴンズ

カープ 53勝62敗5分

前夜の試合では中盤で付けられた5点差を見事に追いつき、最後はサヨナラ勝ちで初戦を制したカープ!!
勢いをそのままに連勝させるべく、この日も市民球場へと足を運ぶ。
しかし朝から天気が悪く、夕方からは雨が降り始めると予報されていた。それでも開門の頃にはまだ雨が降り出す気配はなかった。
だが試合途中には何度か強い雨が降ったり、上がったりを繰り返し、その度にレインコートを着たり、脱いだりした。

この日はライトスタンド中段で親戚家族3人と共に観戦することとなった。
さて先発は山本昌とロマノと発表され、打線のほうも2番廣瀬、8番東出とこれまでとやや違った感じの組み方をされていた。
1回表、ロマノは不安定な立ち上がりを攻められ、荒木、福留のヒットで招いた1アウト一三塁のピンチからウッズに先制となる犠牲フライを打たれる。
結局この1失点のみですんだが相変わらずの立ち上がりの不安定さにこの試合は前途多難な予感がした。
1回裏、山本昌もロマノ以上に立ち上がりが悪く、梵、廣瀬に連続四球でノーアウト一二塁!!
嶋は三振に倒れるが梵、廣瀬はダブルスチールを決めて1アウト二三塁とチャンスを広げるとここのところ絶好調の新井が逆転3ラン!!
いきなり失点もいきなりの逆転にスタンドは大盛り上がり!!これでロマノが立ち上がってくれると思いたかったが…
ロマノはとりあえず2,3回を1安打のみに抑えたが打線も山本昌をなかなか攻略できず、2回は倉の二塁打、ロマノの四球とチャンスは作るも無得点…。

そして迎えた4回表にいきなり福留にソロホームラン…、更にウッズにも同点とされるソロホームランを打たれてしまう…。
5回裏にカープは梵の6号ソロホームランで再びリードを奪うが7回表にまたもやロマノが捕まってしまう…。
2アウトから荒木にレフト前ヒットを打たれると続く井端には四球…、ここでついにロマノは降板し広池が登板するが何と左打者の福留に3ランホームランを浴びる…。
結局広池は1アウトも取れずに降板して林が登板、ようやく7回表が終了するが4−6と2点のビハインドで初回以来のカープが追いかける展開となった。

ジェット風船が空に舞った7回裏、一昨日を思い起こさせるようにカープ打線が反撃に出た!!
この回から登板した高橋聡文は先頭東出に四球を与えると続く代打井生には死球でノーアウト一二塁のチャンス!!!
梵の送りバントで1アウト二三塁となると廣瀬が追撃の犠牲フライで5−6!!
更に嶋がタイムリーで続いてついに同点に追いつく!!
なおも新井がヒットで続くが前田がセンターフライに倒れて結局同点どまり…

同点となって再びライトスタンドに活気が戻る中8回表のドラゴンズの攻撃に向けて横山がマウンドへと向かう!
ここのところ精彩を欠いているが復活の為にも期待をこめて観客は横山へと声援を送る。
だが先頭バッターアレックスは横山の投球をレフトスタンドへ勝ち越しソロホームラン…
つかの間の同点にカープファンは意気消沈…
8回裏も結局無得点で終わるが9回表は梅津がドラゴンズ打線を三者凡退に抑えて9回裏の反撃を待つ!!
9回裏、ドラゴンズは8回途中から登板していた岩瀬がそのままマウンドへ。梵、廣瀬は連続三振も嶋がショート井端のエラーで出塁!
4番の新井もヒットで続き、2アウトながら一二塁と同点のチャンス!!
ここで前田の打球はするどくレフトへ伸びていくが井上がランニングキャッチして試合終了…。

終盤の追い上げも実らずに結局痛い負けを喫することとなってしまった。 ロマノの乱調もあったがここまで奮闘していた中継ぎ陣にもかなり疲れが見えてきたように思える…。
特に横山は開幕から勝ち試合には必ずと言っていいほど登板し、何度もチームの危機を救ってきただけにその疲れは相当のものと思われる。

チーム名
ドラゴンズ
カープ

投手 D:山本昌−高橋聡文−鈴木−○小林(1勝0敗)−H岡本−S岩瀬(1勝2敗34S)
投手 C:ロマノ−広池−林−●横山(3勝5敗1S)−梅津
HR D:福留24号@、25号B、ウッズ33号@、アレックス13号@
HR C:新井23号B、梵6号@


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