電鐘

京三製作所製電鐘  年代不明
発見場所:平良踏切(広電廿日市駅すぐ) 撤去済み

点検蓋に京三の社紋が!!

取付例、平良踏切
風景も警報機もとても下町っぽい
  かなり古いタイプの音源。文字どおり、 モーターで鐘を鳴らす大掛かりな"装置"である。 これを付けた警報機は、動作中はモーターの振動でずっと震え続けており, 根元で見てると良く分かる。同時に警報灯の発振器と, 警報灯用に入力のAC105Vを10Vに落とすトランスが内蔵されていて, 鐘の音と警報灯の点滅が同調している。 出力が10V駆動となると自然と警報灯は同社のL53と決まる。 また,モーターの回転数の違いからか, 発振のタイミングが踏切の両端でだんだんズレていく。
  駆動部があり,油と人の手の入ったいかにも古き良き時代の"機械"だが, それは同時に保守が大変だということでもあり,世代交代の波の中で消えてゆきつつある。 10年前にはかなりの数あった広島でもすでに全滅しており,現在残っている物は、大変貴重なものです。
  この今は聞かれない古風な警報機の澄んだ音を 音声ファイルとしてダイジェストしました。 是非、聞いてみて下さい。


電鐘式警報機の音 Ogg Vorbisファイル 256kB
  Ogg Vorbisの再生ソフトが無い場合、 VLC 等のダウンロードが必要になります。
  録音ターゲットは、広島電鉄沿線の両側が電鐘式踏切の場所です。 ズレていく発振音、遮断機が上がった後にモーターの惰性で残る余韻、 モーターのウォームアップなのか、動作開始から警報音が鳴り出すまでのタイムラグ等が特徴です。
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