路面モジュール 赤崎二丁目電停交差点

  初めて作った路面モジュールです。 広島県の宇品三丁目電停付近がベースとなっています。
ここまで作り上げるのに2年かかってしまいました。
  作ったきっかけは,例によってRMM誌の路面モジュールの規格を見て
やってみたいなという思いが沸々と立って来て,
丁度その頃大学の授業でやってたロジックICでサンプルで信号が作ってあって
(こんなに凝ったのではなくてもっと簡単なやつ)それを見て
「これを使えば信号制御が出来る。こいつを路モジに組み込んでやれ」
というおかしな発想で製作を開始しました。

  2004年の第5回JAMコンベンションにクラブ出展しました(1日だけですが)。
  なお,現在は模型店「イーハトーヴォ」にて展示されています。

  原型となった実物の宇品三丁目電停です。
道幅が狭く,ゴミゴミしてて下町っぽい場所の一つで,なおかつ道路等が比較的簡単な配置のため,
模型化するにはちょうどいい場所だと思います。
(そういう意味では観音町〜小網町付近も好ロケーション)
  なお,あくまで「原型にした」だけであり,
「そのまんまを再現した」訳ではありません(逃げ)。

(歩行者灯器が点灯してないのは点滅中に写真を撮ったためです)
  初めてのレイアウトということで試作的な意味合いもあって,
「デザインポール化が進行途中で,一般灯器の一部もLEDに取替えられた交差点」
という設定で,沢山の種類の信号を製作出来るようにしました。
というより,通常の柱よりデザインポールの方が強度が強いので,
それを手前において破損防止にしたかったというのが真相。

  信号に力を入れすぎたため,建物類はトミーの完成品とGMキットだけ(汗)。
まだこれを作り始めた頃は「街コレ」なんちゅうもんもありませんでしたし。
看板類はボーダフォンショップはシールを,後はインクジェットプリンターで印刷。
角の商店は何を入れようか迷った末,間に合わなくて結局空き店舗になってしまいました。
  この空き店舗を除き,全ての建物に室内灯を入れました。
角の商家のみ電球で,他は全て白色LEDです。一部には電球色LEDも入れてみました。
  軌道も手抜きで敷石を敷かず,線路周りをGM灰色9号で塗っただけ(汗)。
  柱類は金属製の上(帰線にするため),深くがっちり接着したので頑丈です。
ただ,そのせいで碍子受けの薄い帯板部分で手を切る事故が多発...。

  信号機はメインのものは高輝度の直径5mmの赤,黄,青緑のLEDを削って使用。
LED灯器という設定なのでレンズに色は塗ってません。
歩行者灯器はバリエーションに富ませ,製作開始当時出たばかりのLED歩灯も作りました。
ただ,神戸の試作品見て作ったので,少し透けてる等の細かい違いが...。
なお,通常の歩行者灯器はもちろん白色LEDを使いました。
  標識類は全てインクジェットプリンターで印刷したものを使用。
交差点名板は広島オリジナルの小さいやつです。
わしは広島のレイアウトなんじゃということをアピールしています(笑)
グレー灯器は灯器下に,茶色灯器は灯器の上に配置してあります。
ただし下においたら灯器の厚みで殆ど見えませんが(笑)

  千紗ちゃん,クルマに轢かれる轢かれる(笑)。
正面には懐かしのゼブラ角形灯器を置いてみました。
一緒に付いてる歩行者灯器は最新のLED灯器なんですが...。
このゼブラ灯器のみ,電球を光源に使ってみました。
熱の問題で,遠くからでも見える明るさにすることは出来ませんでした。
(だから主道側の灯器になれなかった)

(建物がなかったりするのは制作途中の写真のためです)
  横から信号機が非常に見にくいので,
DCC等で手動で運転する時のために停止線部分に赤LEDを埋め込みました。
信号が赤になったときに点灯します。
もっとも,JAMではずっと走らせっぱなしだったので意味なかったですが。

  信号の制御は可能な限りリアルに再現してあります。
赤→青→歩灯点滅→歩灯赤→車灯黄→赤→...という具合に。

主道側:青→赤(QuickTime Movie 7.2MBytes)
従道側:青→赤(→主道側青)(QuickTime Movie 8.3MBytes)

  誰にでも作れるようにロジックICのみで組みましたが,
公開するための回路図が出来ていません(鉛筆書きの汚いのならあるけど)
今しばらくお待ちください。

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