'05年8月 薄型LED灯器 宮城上陸!!

Signal from みやぎ 掲示板


《薄型LED灯器設置までの概要》
このSignal from みやぎを開設当初からご覧になっている方の中で、こちらの交差点名に聞き覚えがある方いらっしゃいませんか?そう、初代包丁300φ矢印が2基残っていた泉区八乙女交差点です。梶さん図鑑にまで登場してしまったあの矢印は勿論撤去され、灯器そのものだけではなく、ポールも一部交換されました。また、アームも従来の2本のステーで支えるタイプではなく、東京などで見かけた1本タイプになり、宮城では初物尽くしの交差点となったのです。東京オフの際、東京タワー下で初めて薄型LED灯器と対面した私でしたが、仙台に帰ってみれば、その日のうちにまた薄型と対面してしまったのでした(笑) 無論、東京仕様“警管仕第22号「版2」”ではなく、メーカー標準の“警交仕規第245号「版1」”となっています。私が東京へ出発する2,3日前('05 8/4前後)から八乙女交差点に新しいポールが設置され、そのポールにLED歩灯が取り付けられていたのは分かっておったのですが、まさか車輌用灯器まで更新するとは思いませんでした。しかも薄型が来るとは思いもよらぬ展開で…。
左の写真を見ていただくと分かりますが、現在のアーム支持部の下に旧アームの取り付け跡が伺えます。全体的に若干設置位置が高くなった模様です。これまで使われていた従来型コンクリートポールはアルミポールに交換されましたが、左の写真のように電柱に取り付けられていたものはそのままとなっています。(一部歩行者用灯器取付ポールや泉中央方向ポールを除く)
さて、長らくホッタラカシにされていた我がサイト、リニューアル&更新再開に合わせてこのようなネタになる灯器を登場させたことは非常にグットでした(笑) さすがは宮城県警!! ('05 8/31撮影)


約1年半振りの更新再開ということで、もう既に誰も見なくなってしまったような感のあるこのサイトに再度立ち寄ってもらうため、今回の特集はちょっとインパクトのある構成にしてみました。そう、iida巨匠のコメント付きです!!巷で“コメントの鬼”と呼ばれるiida巨匠と、自称“無駄な薀蓄タレ”の私のコメントを見比べていただくのも一興かと思います。iida巨匠のコメントは青字、巨匠のコメントがあればぶっちゃけどうでもいい私のコメントはいつも通りの“黒字”で記されています。力のあるiida巨匠のコメントに押されて、私のコメントが沈み気味のような気がしないでもないですが、今回は灯器写真だけでなく、コメント部分もお楽しみいただければ幸いです。特にいつもコメントを読み飛ばしておられる方、是非是非読んでみてください。
実はこのタイアップ手法、
iida巨匠信号素材で一度行われたことがあります。熱心な信号素材ファンであればお気づきかと思いますが、“海の日スペシャル・松山編”で私がコメントを付けていました(笑) 当時はまだ無知なガキんちょでしたので、訳の分からないこと、今読むと恥ずかしいことをツラツラ書いておりましたが、今回はiida巨匠のコメントなのでご安心を。


iida巨匠より一言》
ついに来た来た、やってきた、宮城のLED信号・新もの信号ファンの皆様、たいへん長らくお待たせいたしました。
薄型LED信号灯器の登場なのであります。東京を皮切りに、愛知、大阪をはじめ、LED信号灯器設置率の非常に低い広島でさえ設置の始まった薄型灯器。さぞかし宮城信ちゃんはヤキモキしていたに違いありません。うれしいねぇ、よかったねぇ、やったねぇ、宮城。
さあ、百円玉が魂で撮影してきた、このイベントを私iidaと一緒に見ていきましょう>^_^<


《百円玉注》
ホントに“魂で撮影”しました(笑) ただっ広い交差点ですので、どう頑張っても光学10倍ズームのC-700では車両用灯器に寄れないのです。しかも交差点周りの歩道の工事をしているため、さらにタチが悪い。最悪の状況になってからしかデジタルズームを使いたくない私はテレコンを使ってしまいました(笑) ご存知の方もおられるかと思いますが、私のテレコン、装着するとピンボケ、色ズレを起こしてしまうのです。加えて、カメラ自体の重量も増すため、撮影は困難を極めました。そんなこんなで苦労して撮影したこの薄型LED、ちょっと怨念がこもっていそうな写真になっていますが、“魂で撮影”してきたことに間違いはありません、ハイ。


(1)信号電材U形車両用信号灯器(薄型LED)

[小さい画像をクリックすると拡大表示されます]


・メーカー…信号電材株式会社
・名称…U形車両用交通信号灯器(LED)
・形式…(三位)1H3GYR、(矢印)A1L→
(補)矢印プレート画像
・製造年月…2005年7月
・撮影場所…宮城県仙台市泉区八乙女
遂に宮城県に上陸した薄型LED灯器です。大分他県より遅れてしまいましたが、やっとこさ参りました(笑) 取るものも取り敢えず、撮りまくってきました。設置方法も宮城では初めて見るものです。
来ました。薄型。LED。やっぱり、信号電材なの?みたいな、セオリー通りの設置だったのでした(^^;;
警交仕規準拠の「耳あり」薄型灯器であります。
まず気になるのは、アーム。東京をはじめとして、一般的になってきているという、薄型専用と思われる一本アームと接続器具。広島は従来の灯器アームで接続のため、無い物ねだりというか、うらやましいじゃないか、宮城、この野郎(^^;; そして、横からの写真をご覧いただけるとよくわかりますが矢印の接続は、従来灯器のように灯器内部での接続ではなく、一端外に出します方式。薄型灯器ではどのメーカーもこの方式が一般的なようで、どうなんでしょうね、ひょっとしたら強度的問題等々から矢印灯器上部にケーブル通しの穴を開けることができないのかもしれません。できそうな気もするのだけど…(^^;; 単に構造的問題の可能性もありますね(^^;;
庇は、どうやら広島のものと同一の従来庇1/3カットのような、やや短めの庇です。今後いわゆるブタっ鼻庇と、どちらがスタンダードになるのか、楽しみな部分であります。ここからは勝手な妄想ではありますが、現場としては、きっとやりやすいのでしょうね。たぶん、重量は従来灯器と比べて軽いのでしょう。ひょっとしたら現場の声から生まれたのかもしれませんね。


(2)信号電材U形歩行者用信号灯器(LED)

[小さい画像をクリックすると拡大表示されます]

・メーカー…信号電材株式会社
・名称…U形歩行者用交通信号灯器
・形式…PV GR
・製造年月…2005年7月
・撮影場所…仙台市泉区八乙女
こちらはもうお決まりとなってきた信号電材の歩行者LED灯器です。宮城に初設置された歩行者LED灯器も信号電材のこのタイプ、そして初設置の薄型LED灯器も信号電材。余程、信号電材がお好きなんでしょうね、宮城県は(笑)
セットとしてごくごく普通の電材LED歩灯。すでにわが広島にも10台はありそうな感じ(^^;;
(それほど少ないの、広島は(^^;; しかしすでに眼がなれてしまっています(^^;;)


(3)オムロン UC形交通信号制御機

[左下の小さい画像をクリックすると拡大表示されます]

※ちょっとお勉強(交通管制システム、制御機に興味がある方向け)
宮城県は管制がオムロンであるため、主要道路にはオムロンの制御機が多く設置されています。単独制御のもの(押しボタン式など)は別メーカーが採用されています。特に押しボタン式制御機については99%がオムロン以外のメーカーです。残りの1%ですが、私自身、宮城県全てを調査したわけではないので何処かしらオムロンの押しボタン式制御機が存在する可能性があるので残しておきました(笑) しかしなが、今のところオムロンの押しボタン式制御機は見たことがありません。
この特集の薄型灯器を制御しているこの制御機、無論、仙台の主要道路である県道仙台泉線(旧国道4号線)に設置されています。その為、オムロンの集中機が使われています。私の記憶が正しければ、2004年初頭まで、昭和60年代のA形集中制御機が使われていました。制御機は灯器の更新より1年半早く更新されています。
宮城県では現在、主要幹線道路の制御機の置き換えをする傾向が出てきており、ここも例外ではありません。我々信ちゃん同士の話の間でいつも出てくる“U形集中制御”という言葉。この“U形”というのはこれまでのM,T,D形の伝送方式に代わる新しい伝送方式のことです。U形制御機は、中央から制御データを数値で受取り、自己歩進するテーブル制御が可能となっています。無論、従来の伝送方式でも動作可能です。
・メーカー…オムロン株式会社
・名称…UC形交通信号制御機
・形式…3P5FS-20
・製造年月…2004年2月
・撮影場所…宮城県仙台市泉区八乙女
敢えてこれにコメントをつけることもないでしょう(笑) 以前から設置されていたものがそのまま流用されました。
百円玉コメントがちょっと難しい方向けに補足解説しますと、警交仕規202号・203号のU形・UC形集中制御機というのは、従来方式で上位のホスト<->制御機を接続する方式の制御機です。一方、警交仕規231号・232号のU形・UC形制御機というのは、内蔵された、制御するタイミングの信号を作り出す基板によって単独で制御させたり、系統制御・多段制御させたり、集中制御させたりと、マルチプラットホームの制御機です。集中制御の場合は、新しい伝送方式に対応させることが可能なようです。上位、というのはいくつか種類があり、本部センターだったり、サブセンターや地域センターだったり、路線自動感応だったりですが、逆を言いますと、これらの子供である、制御機の警交仕規の番号を見れば、上位が新しいシステムなのか、古いシステムなのかがわかってしまう訳なのです(^^;;
ああーん、補則解説したつもりが、よけいにわからなくなりそう(^^;; まあ、要するに新しい伝送方式に対応した、集中制御機、ということですね。この交差点の場合は。
制御機の方式によるメーカー分布ですが、広島も、宮城もほとんど一緒です。
違うのは、広島の場合本部が松下、ということだけです(^^;;


(4)交差点全景とまとめ

[左下の小さい画像をクリックすると拡大表示されます]

※設置場所詳細(行ってみたい方向け)
・鉄道を利用する場合
JR仙台駅より仙台市営地下鉄[泉中央]行に乗車、終点から1つ手前の八乙女駅下車。バスプール方面出口より外に出て、バスプールを突っ切り、ファミリーマートがあるT字交差点を右へ。50m程歩くと京三オマル粒LEDが設置されている十字路にぶつかるので、そこを左へ曲がり、100m程直進すると八乙女交差点に到着します。

・自家用車を利用する場合
JR仙台駅前より愛宕上杉通をひたすら直進し、泉区に入ります。そのまま進行していただきますと八乙女交差点とぶつかります。(旧国道4号線沿い)
《コメントと今回の特集のまとめ》
約1年半振りの更新再開ということで、気合を入れて作ろうと思ったのですが、何だかひ弱な写真点数、レイアウトになってしまいました。しかし、
iida巨匠のコメントが入っておりますので、コメントファンの方でなくとも、見応え、読み応えはあったかと思います。遂に宮城に登場した薄型LED灯器、これからどう増えていくのか、動向を逐一調査し、また皆さんにお伝えできればと考えております。

《最後に、
iida巨匠より一言》
そして宮城もまた、こういう規模の大きな交差点から整備していくという、セオリー通りの整備だったのでした。
久しぶりに信号取材をしたという、百円玉よ、ご苦労さん!!
百円玉サイトと、わたくし、iidaの信号素材のコラボ企画、如何でしたでしょうか。
私の無駄すぎる(^^;; うんちくの一言一句にまで目を通してくださった、そこのあなた。素敵です。ありがとう>^_^<
どうか掲示板にもコメントを残してやってください、我々二人の励みとなります(^^ゞ
それではまた、次なるコラボレート企画をお楽しみに。駄文失礼いたしました。


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