広島の歩行者・車両分離信号特集 交通信号掲示板

今年の1月に行った徳田さんとのオフで三次を通りかかったときに見つけた、
広島の歩車分離信号についてお送りします。
そもそも、歩車分離とはなんぞや、と言うことなのですが、従来の制御方式を見直して、
歩行者が青のタイミングと、車が青のタイミングを変更し、交差点上では、絶対に歩行者・車両が
かち合わないようにする制御のことを言います。
スクランブル交差点も歩車分離では、と言う意見もありますが、主道路の右左折車と、従道路を横断する歩行者が
かち合う危険性をはらんでいるため、完全なる歩車分離とは言えません。
さて、この歩車分離が1月から全国で100カ所、試験運用されているのですが、私が住む広島市内では、
未だに見つけられていません(^^;; そんなとき三次で見つけたもので、うれしくて…(^^;;
したの下手くそな図をご覧ください。

駅前ロータリーの一方通行路の入口交差点に設置されています。
そのため、従道路に対する車両用信号は設置されて居らず、主道路に対して、矢印のタイミングを変えて、
歩行者との分離をしています。
図中の記号A・B・C・Dは、それぞれが違った青の出し方をする信号機です。

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無断での二次利用を堅く禁じます

いつものようにクリックするとデカい画像が出ますよ(^^)

  解説 A B C D
1 主道路側は、車両はいずれも直進のみ矢印を出し、
従道路を横断する歩行者信号Dも、青にする
2 歩行者信号Dの青点滅
3 歩行者信号Dの赤
4 歩行者を赤としたので、
B方向から従道路に入れるように左折矢印も追加で出す
5 主道路車両信号黄
6 全赤
7 A方向から従道路に入れるよう右折矢印のみを出し、
車両の来ない歩行者信号Cに青を出す
8 歩行者信号Cの青点滅
9 歩行者信号Cの赤
10 A方向右折矢印に対する黄
11 全赤

ここからはいつものアレです(^^;;
車両灯器に関しては広島のLED信号ページにも同時掲載しています。

1
小糸工業 14 集中制御用交通信号制御機 1AWHT S.58 広島県三次市
おおっ。広島で3カ所目の小糸の集中機です。
一カ所目は大竹地域、二カ所目は尾道地域、そして三次です。
この地点を始め、私が見て回った数カ所の制御機は全て同一のものでしたし、渋滞を感知するための感知器も小糸でしたので、
間違いなく、サブセンターのホストマシンのメーカーに合わせた設置と見ました。
熱心な制御機・感知器ファンならお解りでしょう。集中タイプの制御機のメーカーはその設置地域を管轄する管制センター、
サブセンター等のホストのメーカーもほぼ(^^;;わかる仕組みです。
しかしある関係筋の情報では、ホストと、子供である制御機との間の通信プロトコル(通信するときの言葉)は
仕様書で決めてあるので、最近では、他のメーカーの子供(制御機)を設置する場合もあるそうです。
親子を同じメーカーに合わせてあるのは不測の事態(通信が出来なくなったなど)が起きた時のためにそうしてあるみたいです…
2

親灯  矢印
親 京三製作所
矢印 小糸工業
23
245版1
金属製車両用交通信号灯器
U形車両用交通信号灯器
1H33
A1LA
H.7
2001
広島県三次市
B方向の車両信号灯器。
親灯が京三で矢印が小糸のパタン(^^;; どうも、広島、親切矢印は全てLED臭いですね(^^;;(^^;; 良い傾向です(^^)
そして、なんと!!! 矢印灯は小糸のLEDでも初めてみる2列タイプです。
3
親灯  矢印1  矢印2
親 京三製作所
矢印1 小糸工業
矢印2 京三製作所
23
245版1
金属製車両用交通信号灯器
U形車両用交通信号灯器
金属製車両用交通信号灯器
1H33
A1LA
A31
H.7
2001
H.7
広島県三次市
おもしろいパタンです(^^;;
結局は元から右折矢印は付いていたのでしょうね。
この試験に合わせて直進矢印のみ新設したものと思われます。
4

京三製作所 30 金属製歩行者用交通信号灯器 人形 H.7 広島県三次市
いつもの良くあるタイプの歩行者灯器でした(^^;;

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