◆◆◆愛知・三重探索(2017/02/10-11)◆◆◆
◆収録ネタ◆

●赤だけ300φ

▲青点灯時▲

▲黄点灯時▲

▲赤点灯時▲

▲銘板▲

▲底面▲

▲裏面▲

▲青レンズ▲

▲赤レンズ▲

▲側面▲

▲全景▲
【コメント】
 三協OEMの京三銘板樹脂製丸型の赤だけ300φタイプです.愛知では赤レンズが300φのタイプになっている灯器が散見されましたが,ここ数年で残存数が減少しています.
 この灯器は,赤灯のレンズ蓋が塗装されていないこと,および赤灯のレンズ周りが世代的に少々新しいように見えることから,元々三灯とも250φの灯器として製造されたものの,レンズ焼けがひどくなった,もしくは破損したことにより,別の灯器のレンズ蓋+レンズを移設したのだと推測します.
 この灯器の他の見どころは銘板です.このフォーマットの銘板は京三製作所の大阪の工場から出荷されたとみられる灯器に取り付けられるタイプですが,この灯器が設置されている愛知県は以前から横浜の工場の管轄内であったとみられ,三位灯にこのタイプの銘板が取り付けられているのは極めてレアなケースといえます.
 また,前述のとおり大阪の工場のフォーマットにもかかわらず,製番がFB始まりとなっているのもポイントです.愛知県では,S54年中盤以降の三協OEM灯器,および日信製とみられるFRP歩灯のOEMでは,大多数が製番がFB始まりとなっていますが,まさかこの銘板フォーマットにも適用されたとは思っていませんでした.このフォーマットの銘板では,製番X始まり以外のケースは,個人的には今回が初見です.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:車両用交通信号灯器
 ・形式:1H23
 ・製造番号:FB-0471
 ・製造年月:昭和55年9月
 ・メーカ(括弧内はOEM供給元):株式会社京三製作所(三協高分子株式会社)

●三協OEM上開き樹脂製丸型300φドットレンズ

▲青点灯時▲

▲黄点灯時▲

▲赤点灯時▲

▲銘板▲

▲底面▲

▲裏面▲

▲青レンズ▲

▲側面▲
【コメント】
 三協OEMの古い世代(300φのレンズ縁内側に補強の多い世代)の上開きタイプの樹脂製丸型灯器に,小糸の300φドットレンズがはめ込まれているタイプです.銘板もその当時の小糸のものになっています.
 この灯器の見どころは3点あります:
1)上開きタイプの300φであること.下開きも希少だが上開きはもっと希少.
 そもそも三協OEM300φドットレンズ自体が全国的に希少であり,あってもあと10基程度かと思われます.
2)形式が「1H-33P」であり,ハイフン付きであること.普通は「1H33P」.
 KDH-3*つながりとしても,ちょっと世代差があります.走りのタイプなのかも.
3)製番が「83」であること.
 上開きタイプの三協OEM250φ格子レンズでは製番が「82」固定になっている模様です.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:車両用交通信号灯器
 ・形式:1H-33P
 ・製造番号:83
 ・製造年月:昭和51年5月
 ・メーカ(括弧内はOEM供給元):小糸工業株式会社(三協高分子株式会社)

★今回で上開き/下開き,300φ/250φの組合せは全て撮影し終わりましたので,下記を参考にしていただければ.
  前々から不思議に感じていますが,下開きタイプの製番はなぜ「M」始まりなんですかね….
  「K」始まりが妥当かと思うのですが.


▲上開き300φ▲
←製番は83固定.
  S51.5製のみ確認.
 
▲下開き300φ▲
←製番はM+数字.
  S51.6~8製で確認.

▲上開き250φ▲
←製番は82固定.
  S51.5(~6も?)製で確認.
 
▲下開き250φ▲
←製番はM+数字.
  S51.6~8製で確認.

●三協OEM上開き樹脂製丸型250φ格子レンズ

▲青点灯時▲

▲黄点灯時▲

▲赤点灯時▲

▲銘板▲

▲底面▲

▲裏面▲

▲青レンズ▲

▲側面▲
【コメント】
 三協OEMの古い世代の上開きタイプの樹脂製丸型灯器に,小糸の250φ格子レンズがはめ込まれているタイプです.銘板もその当時の小糸のものになっています.
 上で紹介した300φのものと違い,愛知県ではまだまだ見ることができます.製番は,250φ上開きのジンクス通り「82」となっています.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:車両用交通信号灯器
 ・形式:1H23P
 ・製造番号:82
 ・製造年月:昭和51年5月
 ・メーカ(括弧内はOEM供給元):小糸工業株式会社(三協高分子株式会社)

●鉄板灯器図鑑KY50047差替分

▲青点灯時▲

▲黄点灯時▲

▲赤点灯時▲

▲銘板▲

▲底面▲

▲裏面▲

▲青レンズ▲

▲側面▲
【コメント】
 鉄板灯器図鑑で既に紹介済みのKY50047の差替分です.三重にも設置されていました.静岡で収録したものと製造年月も一緒です.吹雪の合間に収録したため,雪が写りこんでいます.
KY50047のページ

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:金属製車両用交通信号灯器
 ・形式:1H23
 ・製造番号:T54878
 ・製造年月:昭和59年1月
 ・メーカ:株式会社京三製作所

●小糸樹脂製丸型250φ格子レンズ

▲青点灯時▲

▲黄点灯時▲

▲赤点灯時▲

▲銘板▲

▲底面▲

▲裏面▲

▲青レンズ▲

▲側面▲
【コメント】
 三重にわずかに残る,古めの小糸樹脂です.お隣愛知県に渡ればそこそこは見かけるものの,中々真正面から撮れる箇所がないので難儀していました.兵庫でも尼崎市内にごく少数残っていますが,いずれも再塗装されていますので,無塗装のを撮れたのは大きいです.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:樹脂製車両用交通信号灯器
 ・形式:1H23P
 ・製造番号:K150
 ・製造年月:昭和56年3月
 ・メーカ:小糸工業株式会社

●鉄板灯器図鑑KO50010

▲青点灯時▲

▲黄点灯時▲

▲赤点灯時▲

▲銘板▲

▲底面▲

▲裏面▲

▲青レンズ▲

▲レンズ蓋固定金具▲

▲側面▲
【コメント】
 見かけるようであまり見かけない,小糸鉄板250φ格子レンズの後期型タイプ.レンズ蓋固定金具台座軸の抜け止め処理が,最終型(左端平板化ワッシャ有、右端リベット頭)となっているのは群馬以外では珍しいです.三重をくまなく探せば,まだ出てくるかもしれません.
KO50010のページ

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:金属製車両用交通信号灯器
 ・形式:1H23S
 ・製造番号:M598
 ・製造年月:昭和56年8月
 ・メーカ:小糸工業株式会社

大体のネタは真正面から撮れてよかったです.三重では時間の関係上撮り逃したネタもありますので,また近いうちに行きたいです.
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