北海道の信号機11-4
樹脂丸型3灯矢印

最終更新:2019年7月8日

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北海道/上川郡/美瑛町/扇町/「青い池入口」交差点
北海道では矢印分離制御などで、3方向の矢印を設置するとき、1灯の矢印を3つ並べるのを好む傾向にあるのですが、全てがその設置となっているわけではなく、3灯の矢印を使用している場合もあります。3方向の矢印を使った制御は札幌市の創成川通沿いに多く、鉄板の3灯矢印も2箇所あります(2019年現在)。ただ樹脂の3灯矢印に関しては札幌市内では確認できていません(おそらく元々ないかと)。ここで紹介するのは美瑛町の国道237号沿いの交差点で、樹脂丸型の縦の3灯矢印があります。樹脂丸型を使用した3灯矢印自体上記の通り、ここのみで、しかもここのものは豪雪仕様の縦型となっておりかなり珍しいです。豪雪仕様ということで黄・青庇は短いものとなっています。形式もA33Gとなっていて、豪雪仕様の3灯の矢印であることを示しています。この形式の灯器自体北海道はおろか、全国的にも珍しいのではと思います。因みに以前は主信号もこの小糸鉄板+樹脂3灯矢印の組み合わせだったようですが、現在は主信号は事故による破損で更新され、電材薄型+電材薄型3灯となっています。3灯の小糸丸型は昭和64年製(これはこれで珍しい)、矢印は平成9年製です。
因みにこの交差点は制御が少し変わっていまして、矢印先発時差となっていて、手前の交差点と連動してます。手前の交差点から国道237号に入ってくる車を矢印を全方向点灯で流した後に青→黄→赤というサイクルになっています。