祝!北海道新幹線、新青森ー新函館北斗間開業!!(その3)


最後は適当な考察です。。つまらないし、的外れなことを言っているかもしれませんので、さっくり流してやってください。
北海道新幹線開業による個人的な影響
まず新幹線が開業して自分の遠征はどう変わったかについて。
自分は信号機を撮影しに東北に行くことがそれなりにありますが、以前は今回の新幹線開業で廃止されてしまった急行はまなすで行くことが多かったです。急行はまなすは、単純に安いというのもありますが、使用する一番のメリットは夜に札幌を出発し、青森に早朝に到着できるということでした。自分が何度か乗っていたのは札幌22時発で青森に5時39分着という列車で、青森を探索するにもさらに新幹線に乗り継いで盛岡、仙台や秋田に行くのには非常に便利でした。そのまま新幹線に乗り継げば仙台に8時くらいに、秋田にも特急つがるなどを乗り継いで8時半ころに着くことができ(※最近は色々ダイヤが変わっています)朝から探索を行うことができました。
新幹線開業後はまず札幌から夜行バス新函館北斗駅へ出向き、新函館北斗駅の始発電車(6時35分発)に乗って東北各地(新青森・盛岡・仙台など)に行くことになりそうです。新青森には7時41、仙台に9時29着となり以前よりは1時間遅い到着になってしまいましたが、青森以遠に行く場合は乗り換えの手間などは省くことができ、また新幹線での快適な移動が可能になったことは嬉しいことです。
ですが、問題は価格です。以前であれば青森や秋田まで行くときは北海道&東日本フリーきっぷや北東北フリーきっぷを使用していました。個人的には北東北フリーきっぷが青森まで特急で往復でき青森・秋田・岩手の鉄道が乗り放題(新幹線も特急券買えば乗れる)で17000円程度の価格だったのでよく使っていました。新幹線開業後は北東北フリーきっぷは廃止、北海道東日本フリーきっぷを使う利点ははまなす廃止により自分にとってはほぼなしとなってしまい、結果的に事実上割引きっぷはなくなってしまったも同然になってしまい、出費はかなり多くなりました。。札幌ー新函館北斗はバスで5000円弱、新函館北斗ー新青森6740円、盛岡が12360円となり片道ですら以前の往復分くらいになってしまいました。今後東北へ行くときは前もって計画し飛行機も検討しないとならなくなるかもしれません。
北海道新幹線の乗車率
北海道新幹線の乗車率は今までのレポートの通り、開通当初あまり高いとは言えないです。開通初日は61%、2日目は37%、16日間の平均乗車率は27%だったとのことです。当初の予測していた乗車率は26%だと言う事ですので、決して悪くはない数字とは言えそうです。そもそも青森ー函館の移動の需要は他の新幹線の沿線に比べてもそう大きくはなく、この乗車率でも特急時代の2倍以上の利用だとのことですので好調と言えるのかもしれません。
沿線はビジネス需要よりも観光需要が大きいと思いますので、これからのGWや修学旅行などに期待ですね。なお自分が乗った時間帯は一番閑散としている平日の夜の東北止まりの列車でした。仙台、盛岡、新青森など東北の駅発着の列車の乗車率は(下り20%,上り7%)となっており、東京行きの列車に比べ乗車率がかなり低いとも言われています。まあ東北発着の列車は夜に運行されている列車ですので当然といえば当然かもしれません。
対飛行機
どうしても比べられるのが北海道(特に道南の方)が飛行機と新幹線どちらで東京へ行くかということです。
函館駅から東京駅への移動を考えた場合、新幹線利用では函館ー東京間が在来線との乗り継ぎを含めて最速4時間29分、飛行機が函館ー函館空港はバスで20分、搭乗手続きその他で45分、函館空港ー羽田空港間1時間25分、羽田空港ー東京30分で延べ3時間となっています。値段に関しては飛行機も新幹線も予約の時期・有無によってかなり差がありますが、新幹線のほうが数千円安く済む感じのようです。
新幹線には4時間の壁があると言われています。新幹線の乗車時間が4時間を超えてしまうと、その区間でのシェアが大きく下がってしまうという話です。新函館北斗ー東京間は4時間2分なので微妙な線ですが、ここで問題なのは新函館北斗ー函館間が18km、20分もかかってしまうということです。これにより飛行機との優位性はさらに下がり、厳しい状況とはなってしまいます。

そこで東北地方ー函館間の需要、観光需要をもっと増やすべきかもしれません。新青森までは1時間、仙台まででも2時間半とこちらはかなり近くなりました。今では函館市内からだと札幌へ行くよりも仙台に行くほうが時間的には短いです。(なお価格は全然札幌のほうが安いです())
函館の位置
道南以外の他の地域には北海道新幹線開業の影響が少ない。。とよく言われています。函館は北海道の南の端であるため、他の主要都市からは非常に遠いためですね。。札幌からでもJRで301km、帯広から433km、旭川から438km、釧路から561km、北見から622kmとなっています。札幌ですらJRの特急で3時間以上かかり、札幌に住んでいる方で新幹線利用しようとする方はかなり少ないようです。今ではLCCなども頻繁に飛んでおり、もともと飛行機優位な北海道ですが、さらに拍車がかかっています。ただ、札幌延伸すると、札幌ー函館の区間利用もある程度見込めるでしょうし、東北や東京へ新幹線で行く方も増える気はします。技術開発などで札幌ー東京を4時間程度で結べば新幹線利用もある程度見込めるのではと思います。札幌延伸は15年後の予定です。
以上北海道新幹線についてでした。長々とつまらないレポートすみません。