宮城県の信号機-番外特集1
教習所に残る古い角形


最終更新:2016年5月3日

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宮城県/栗原市/若柳字川北東若柳107
(撮影協力:若柳第一自動車学校様)
宮城県内では公道でも他県に比べて古い灯器が多く見られますが、教習所の信号機も古い灯器が残っているところが結構あるように思います。
この教習所は公道では絶滅してしまった非常に古い大変貴重な角形が集まっており、感動しました!!!
まずは小糸角形と京三製作所製の角形矢印の組み合わせが1基ありますが、矢印が公道では既に絶滅してしまった矢型矢印となっており非常に貴重です。3灯も今ではすっかり減ってしまった全周タイプのものとなっています。3灯は昭和43年製で交通信号灯器銘板、矢印も同年製で信號灯銘板となっています。
続いて京三の濃色角形もあり、こちらは愛知県内で似たタイプ(ただし裏蓋が違う)のものが2015年くらいまでは残っていましたが、現在は撤去されてしまい、こちらも現在では見られなくなってしまったものです。レンズの色合いが良い味出していますね(^^)
レンズはイチゴスプーンタイプではなく四角い模様のもので、裏は関西蓋(三段型)となっていて、三位交通信號機となっています。製造年月はなんと昭和34年!!!公道でないところを含めても日本最古級の灯器と言えるかもしれません!!
あとの2基も三位交通信號機銘板となっていますが、こちらは濃色ではないもので、昭和44年製とこの教習所の中では新しめのものとなっています。このタイプも愛知であるくらいでそう見られるものではありませんが。
これだけ車灯は大変貴重なものが揃っているのですが、歩灯はごく普通の世代のものとなっています。
こんな素晴らしい灯器をじっくり撮影させて頂き若柳第一自動車学校様、本当にありがとうございました。優しく接して頂き嬉しかったです。
矢型矢印の動画→こちら
濃色角形の動画→こちら