宮城県の信号機2
包丁世代の灯器(包丁設置ではない)


最終更新:2018年6月29日

300mm
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宮城県/仙台市/青葉区/「五橋1丁目」交差点
宮城県では近年まで古い丸型灯器が他県よりも多く残っていました。特に小糸製の包丁灯器等の貴重な灯器がかつてはいくつか残っていました。2018年になり、それらもかなり淘汰されてしまいましたが、それでもまだ残っている箇所はあります。この灯器は仙台市街地の大きな交差点に残っている灯器で、包丁穴がちゃんとあるいわゆる包丁灯器なのですが、転用されたのか、アームは後代で使用されている直線アームとなっており、包丁設置にはなっていません。それでもこの包丁世代の300mm灯器は2018年現在大変貴重です。しかもここのものは交通信号灯器銘板となっており、同型の中でもさらにレアになっているものです。このような灯器が未だに仙台市内の大きな交差点に残っているのは驚きです。昭和48年製です。
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宮城県/亘理郡/亘理町/「祝田」交差点
(撮影協力:きゅうさん)
こちらも1と同じ包丁穴がある包丁灯器300mmです。こちらは1よりは新しい車両用交通信号灯器銘板で昭和49年製となっています。ただ庇がなぜか小糸製のものではなく日信製の鉄板灯器のものが取り付けられています(赤の庇に清掃の仕方が記載されているシールが貼ってあるため日信製と予想)
この灯器は亘理町にありますが、国道6号沿いの交差点であり、従道側にあるとはいえ本当によく残っているなと思います。状態は結構悪く、割とぼろぼろです()
この灯器も転用されたもののようで、アームは後代の直線アームとなっています。2019年に撤去されてしまいました。これを以って包丁世代(包丁の穴がある灯器)は、1番の仙台市青葉区五橋のものだけになってしまいました(2019/5現在)
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宮城県/大崎市/古川駅前大通3丁目
古川市街地に小糸のかなり古い丸型300mmが残っています。大変貴重です。表裏2基設置されているのですが、いずれも包丁世代のもので、特に補助信号側のものは交通信号灯器銘板のもののようで本当に珍しいものです(以前のズームが効かないカメラで撮影していたので銘板の画像はありませんorz)
このような古い灯器が市街地に残っているというのも凄いですね。それにしてもなぜか直線アームですね。
250mm
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宮城県/遠田郡/涌谷町/涌谷竜渕寺浦
涌谷町に残っている包丁穴がある包丁灯器の両面設置です。こちらは250mm灯器のものです。カーブしている交差点なのでかなり角度調整されています。この交差点では包丁灯器や宇宙人矢印もあり大変貴重な交差点です。昭和48年製で車両用銘板となっています。レンズは三角模様レンズです。矢印は残念ながら(?)後世代の丸型矢印となっています。